
- 仮交際は、複数の人と同時に進めてかまいません。IBJの公式コラムでは、仮交際中もほかの方とのお見合いや、複数の人との交際が可能とされています。
- 人数は「5人までが目安」です。それ以上になると一人ひとりとの関係が浅くなるためで、2〜3人が適切な場合もあるとされています。
- 自分に合う人数は、予定から逆算します。会うペースは週に1回が推奨されているので、無理なく会える曜日と時間帯が週にいくつあるかが、並行できる人数の上限の目安です。
- 並行中の心がけは「詮索しない・話題にしない・お友達の関係を守る」。お相手のほかの交際を探らず、自分のほかの交際も話題にしません。前の2つはIBJの決まりではなく、私たちがおすすめしている心がけです。
- 真剣交際に進むときは、一人に絞ります。判断の区切りの目安は4〜5回目のデート。交際期間はお見合い日から3ヵ月というのがIBJのルールです。ほかの交際は担当カウンセラーを通して終えます。
仮交際は、複数の人と同時に進めていい?
進めて問題ありません。IBJ(日本結婚相談所連盟)の公式コラム「仮交際(プレ交際)」には、仮交際中はほかの相手とお見合いをすることも、複数の人と交際することもできると書かれています。ただし並行できるのは仮交際の段階だけで、真剣交際に進んだら一人に絞るのが前提です。
仮交際は「お試し交際」の期間
このコラムの説明では、仮交際はまだ恋人同士ではなく「お友達の関係」。真剣交際の前にデートを重ねて相手を知る「お試し交際」の期間です。同じ時期に複数の方と会うことが認められているのも、この段階です。
一度のお見合いだけで、結婚相手として考えられるかどうかを決めるのは難しいものです。何人かの方と会いながら、時間をかけて見極めてよい期間だと考えると自然です。お互いに同じ前提で活動しているので、ほかの方とも会っていることに後ろめたさを感じる必要はありません。
真剣交際に進んだら、一人に絞る
IBJの公式コラム「真剣交際」では、真剣交際は一人のお相手との交際に集中する段階とされています。ほかの交際相手とのやりとりはすべて終了し、新しいお相手の紹介も停止。すでに決まっているお見合いがあれば、それもキャンセルします。
つまり並行交際は、最後まで続けるものではなく、一人を選ぶまでの期間に限ったものです。二つの段階の違いそのものは仮交際と真剣交際の違いで詳しく書いているので、この記事では、並行しているあいだの進め方に絞ってお伝えします。
ルールと目安を分けて読む
婚活の情報には、守るべき決まり(ルール)と、進め方の一般論(目安)が混ざっています。IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」でルールとされていることは守る前提のもの、IBJの公式コラムにある人数や期間は、自分の状況に合わせて読み替えてよいものです。並行交際に関わるものを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 | 種類 |
|---|---|---|
| 仮交際中のお見合い・複数の交際 | どちらも可能 | 公式コラム |
| 同時に交際する人数 | 5人までが目安。2〜3人が適切な場合もある | 公式コラム(目安) |
| 会う頻度 | 週に1回は会うことを推奨 | 公式コラム(目安) |
| 見極めのタイミング | 4〜5回目のデート | 公式コラム(目安) |
| 真剣交際に進んだら | ほかの交際はすべて終了し、新しい紹介も停止 | 公式コラム |
| 交際期間 | お見合い日から3ヵ月間 | ルール |
| 交際期間中の禁止事項 | 旅行、婚前交渉、金銭の授受・貸借 | ルール |
何人までなら、無理なく並行できる?
IBJの公式コラムでは、同時に交際する人数は5人までが目安とされ、2〜3人が適切な場合もあると書かれています。ただ、自分にとって何人が現実的かは、コラムの数字より、自分の予定から逆算して決めるほうが確かです。
「5人まで」は上限であって、目標ではない
5人という数字は「そこまでなら並行してよい」という上限の目安で、5人と交際することをすすめているわけではありません。コラムは、それ以上になると関係が浅くなり、価値観や結婚観のすり合わせが十分にできなくなることを理由に挙げています。
裏を返せば、5人以内であっても、一人ひとりと向き合う時間が取れなければ、同じことが起こり得ます。仮交際の目的は、たくさんの人と会うことではなく、真剣交際に進みたいと思える一人を見つけることです。人数は「多いほど有利」ではなく、「丁寧に向き合える範囲で」決めるものです。
週に1回会う前提で逆算する
会うペースについて、IBJの公式コラムは週に1回は会うことをすすめています。このペースを前提にすると、1週間に無理なく取れるデートの枠の数が、そのまま並行できる人数のおおよその上限になります。
| 1週間に確保できるデートの枠 | 並行できる人数の考え方 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 1枠 | 1人。2人目と会うなら、どちらかが隔週になる | 会う間隔が空くほど、お互いを知るペースは落ちる |
| 2枠(平日の夜1回+週末1回など) | 2人 | 新しいお見合いを入れる週は、どちらかと会えなくなる |
| 3枠 | 2〜3人 | お見合いの予定と、休む時間を先に確保してから数える |
| 4枠以上 | 3人以上も考えられる。ただし5人までが目安 | 仕事や睡眠の時間が削られていないかを確かめる |
ここでいう「枠」は、移動や準備も含めて無理なく使える時間のことです。予定表の空き時間をすべて数えるのではなく、疲れを残さずに会える時間だけを数えてください。六本木や港区で働く方なら、仕事帰りの平日の夜に1枠、週末の昼に1枠、という組み方が出発点になるかもしれません。
数えるのは、会う時間だけではない
並行交際で見落としやすいのが、会っていない時間の負担です。それぞれのお相手とのLINEや電話、次のデートの日程のやり取り、IBJのシステムでのデートの振り返りのレポート。人数が増えれば、こうした時間も人数分だけ増えていきます。
トレーナーとして24年、身体づくりの現場で見てきた一般的な傾向ですが、予定を詰め込んで疲れが溜まると、判断は雑になっていきます。一人ひとりを丁寧に見られなくなれば、並行している意味は薄れてしまいます。平日の仕事が忙しい時期は、人数を少なめにして始め、余裕が出てきたら増やすほうが安心です。
並行するメリットと、気をつけたいことは?
並行するメリットは、比べることで自分の気持ちがはっきりすることと、一人に期待を集中させすぎずにすむことです。一方で、予定の詰め込み、話の取り違え、誰とも決めきれない引き延ばしには気をつけたいところです。
比べることで、自分の気持ちがわかる
一人としか会っていないと、「この人と話していて楽しい」のが相手だからなのか、久しぶりに誰かとゆっくり食事をするのが楽しいからなのか、区別がつきにくいことがあります。複数の方と会っていると、「この人の前では自然に笑える」「この人とは話が続くけれど、少し気を遣う」といった違いが見えてきます。
ここで比べるのは、お相手の条件ではなく、それぞれの方と一緒にいるときの自分の状態です。比べる軸を自分の側に置いておけば、比較は相手を値踏みする作業ではなく、自分の気持ちを知る手がかりになります。
一人に期待を集中させすぎずにすむ
一人のお相手だけに気持ちを集中させていると、LINEの返信の間隔や、デートでのちょっとした反応に一喜一憂しやすくなります。お断りの連絡が来たときには、それまでの期待が大きい分、落ち込みも深くなりがちです。
並行していると、気持ちの置き場が一か所に偏りにくくなります。落ち着いた気持ちで会えるので、お相手のことを冷静に見やすくなり、自分自身も自然体でいやすくなります。
並行交際で起きやすい3つのつまずき
一方で、並行しているからこそ起きやすいつまずきもあります。代表的なものを3つ挙げます。
NG予定を詰め込みすぎる
全員と週に1回会おうとして、平日の夜も週末も予定で埋めてしまう。疲れが溜まり、どのデートも楽しめなくなります。会う頻度は目安であって、体調や仕事を削ってまで守るものではありません。
NG話を取り違える
ほかのお相手から聞いた話と混同したり、同じ話を二度したりする。お相手には「話を聞いてもらえていない」と映ります。会った後に、話題やお相手の好みを短く書き残しておくと防ぎやすくなります。
NG誰とも決めずに引き延ばす
次に会う方のほうが合うかもしれないと、4〜5回会っても誰とも次の段階に進まない。交際期間には3ヵ月のルールがあり、お相手の時間も使っています。どの方とも中途半端な関係のまま、期限だけが近づいていきます。
並行しているあいだのマナーは?
並行中に心がけたいのは、「お相手のほかの交際を詮索しない」「自分のほかの交際を話題にしない」「お友達の関係の範囲を守る」の3つです。3つ目に関わる禁止事項はIBJのルールですが、前の2つは、お互いが複数の方と会っている可能性がある仮交際で気持ちよく会うために、私たちがおすすめしている心がけです。
お相手のほかの交際を詮索しない
お相手もほかの方と会っているかもしれない。そう思うと気になるのは自然なことですが、「ほかにも会っている方はいますか」「何人と交際していますか」と尋ねるのは控えます。仮交際は複数の方と交際できる期間なので、答えがどうであっても、お相手は認められた範囲で活動しています。
聞かれた側は、正直に答えても、言葉を濁しても気まずさが残ります。気になる気持ちは、お相手ではなく担当カウンセラーに話してください。気持ちを整理したうえで、次にどう動くかを一緒に考えられます。
自分のほかの交際を話題にしない
反対に、自分がほかの方と会っていることを、お相手の前で話題にするのも避けます。「先週お会いした方は」と比べるような話はもちろん、隠しごとをしたくないという誠実さからであっても、詳しく話す必要はありません。聞かされた側は、比べられていると感じたり、自分への気持ちが薄いのではと不安になったりします。
複数の方と並行できることは、仮交際の仕組みとして認められています。認められていることを、わざわざ言葉にしないのも配慮の一つです。デートのあいだは、目の前のお相手との時間に集中してください。
「お友達の関係」の範囲を守る
IBJのルールでは、交際期間中の旅行、婚前交渉、金銭の授受・貸借は禁止されています。並行しているかどうかに関わらず守るものですが、複数の方と会っている時期こそ、どのお相手とも同じように節度のある距離を保っておきたいところです。
また、IBJのルールでは、会員のプロフィール情報を第三者に閲覧させることは禁止、SNSやブログ、掲示板などに書き込むことは厳禁とされています。お相手同士を比べるために、友人にプロフィールを見せて意見を聞くことも、第三者に閲覧させることにあたるのでしないでください。連絡の頻度や内容の目安は仮交際中のLINEのやり取りにまとめています。
並行中の心がけは、「仕組みとして認められていることは、確かめない・話さない」にまとまります。会っているあいだは、そのお相手のことだけを考える。それが、並行していても誠実でいるための方法です。
何人と、どのペースで会うか
並行交際の組み立ては、お仕事や暮らし方によって変わります。
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対面(六本木)またはZoom対応・無理な勧誘は一切ありません
いつ、どうやって一人に絞る?
絞る時期の目安は、それぞれのお相手と4〜5回目のデートを迎える頃です。IBJの公式コラムは、このあたりを真剣交際へ進むかの見極め時としています。加えて、交際期間はお見合い日から3ヵ月というルールがあるので、期限から逆算して判断の時期を決めておきます。
4〜5回目のデートを、判断の区切りにする
コラムでは、4〜5回目のデートを真剣交際に進むかどうかを見極めるタイミングとし、お相手と結婚について具体的な話をしてみることもすすめています。並行している場合は、お相手ごとに今が何回目かを把握しておくと、判断の時期を見失いません。
お見合いの時期がずれていれば、判断の時期もずれます。一人目の方とは4回目なのに、二人目の方とはまだ2回目、ということも起こります。そのときは、先に判断の時期を迎えた方について、今の気持ちを担当カウンセラーと整理しておくと、どちらのお相手にも不誠実にならずにすみます。
交際期間の3ヵ月から逆算する
IBJのルールでは、交際期間はお見合い日から3ヵ月間。この間に成婚退会の意思を示すことが求められ、延ばしたい場合は担当のカウンセラーへの相談が必要です。並行している場合、この期限はお相手ごとに別々に進んでいます。
IBJの公式コラムでは、仮交際から真剣交際へは1ヶ月〜1ヶ月半、真剣交際の期間は1ヶ月半〜2ヶ月、お見合い日からプロポーズまでは約3ヶ月程度が目安とされています。一人ひとりとの仮交際は、お見合いから1ヶ月〜1ヶ月半を一つの区切りと考えておくと、期限の中で進めやすくなります。期限の意味と3ヵ月の組み立て方は交際期間3ヶ月の意味と組み立て方にまとめています。
ほかの交際は、担当カウンセラーを通して終える
一人に絞ると決めたら、ほかの方との交際は終了します。お断りの返事は担当カウンセラーを通じて行い、交際が終わったら速やかに連絡先を削除する、というのがIBJのルールです。終了したお相手に直接連絡をとることも厳禁とされています。当社では、こうしたお断りのやり取りにも私たちが間に入ります。
真剣交際に進むお相手が決まったら、ほかの方へのお断りは先延ばしにしないことが大切です。待たせるほど、お相手の限られた交際期間を使わせることになるからです。伝え方に迷うときはお見合い・交際の断り方も参考にしてください。
並行交際の迷いは、カウンセラーにどう相談できる?
人数の決め方、予定の組み方、気持ちが決まらないときの整理まで、並行交際の迷いはどれも相談できます。当社では、面談のあいだの迷いもLINEやメールで受けています。
人数と予定の組み方を一緒に決める
何人と並行するかは、お仕事の忙しさや暮らし方で変わります。平日のどの夜なら無理がないか、週末は何枠使えるかを一緒に確かめながら、上限を決めていきます。
新しいお見合いを入れるときも、成立後の日程調整は当社が代行します。候補日の提示から場所の確保、変更のご連絡まで当社が行うので、ご本人に伝えていただくのは「動ける曜日と時間帯」です。予定が立て込みやすい並行中の時期にも、お見合いの段取りはこちらで進められます。
一人ひとりへの気持ちを整理する
並行していると、「二人とも嫌ではないけれど、どちらとも決めきれない」という迷いが出てくることがあります。そのときは、お相手同士を比べる前に、それぞれの方といるときの自分の状態を一人ずつ振り返るところから始めます。
特定のお相手に対して「いい人だけれど、気持ちが動かない」と感じている場合は、その気持ちの分け方を「いい人だけどピンとこない」ときの判断基準にまとめています。並行交際の迷いが、実は一人のお相手への迷いから来ていることもあります。
面談とLINE・メール相談の使い分け
当社では、一人ひとりに深く向き合うため、同時にお受けする人数を絞っています。面談の頻度は、スタンダードプランが毎月1回、ライトプランが2ヶ月に1回です。面談では、並行しているお相手ごとの状況を一緒に整理できます。
面談を待たずに相談したい小さな迷いは、プランを問わずLINE・メールでお送りいただけます。「今週はどちらと会う予定を優先するか」「この返信をどうするか」といった日々の小さな迷いも、ためずにご相談ください。
並行交際は、一人を選ぶための期間です。人数は予定から、判断の時期は回数と期限から決める。数字で区切りを決めておくと、気持ちの迷いと予定の迷いを分けて考えられます。
よくあるご質問
並行交際を、落ち着いて進める
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