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結婚相談所で同棲はできる?——
交際中の決まりと、成婚退会後の考え方

この記事の結論
  • 結婚相談所で活動している間は、同棲はできません。IBJのルールでは、交際期間中の旅行と婚前交渉が禁止され、真剣交際でも宿泊を伴う旅行や外泊は禁止されています。
  • 私たちは、この決まりを「結婚の判断を落ち着いて、対等に行うため」のものと受け止めています。IBJの公式コラムでは、ルールを破ると強制退会になることもあると説明されています。
  • 暮らしの相性は、同棲しなくても話し合いで確かめられます。「お試し同棲」をしたい気持ちの中身を分け、真剣交際の中で一つずつ言葉にしていきます。
  • 成婚退会した後に同棲するかどうかは、お二人で決めることです。相談所の交際のルールの外になるので、住まい・お金・家事・入籍までの期限を二人で話し合っておきます。

結婚相談所で活動している間に、同棲はできる?

できません。IBJのルールでは、交際期間中の旅行と婚前交渉が禁止されており、真剣交際に進んでも、宿泊を伴う旅行や外泊は禁止されています。外泊ができない以上、同じ家で暮らす同棲は、相談所で活動している間にはできないと考えてください。IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」でも、同棲は「成婚」とみなす行為の一つに挙げられています。当社でも、このルールに沿ってご案内しています。

IBJのルールで禁止されていること

IBJ(日本結婚相談所連盟)の「お見合いと交際のルール&マナー」では、交際期間中にしてはいけないこととして、旅行、婚前交渉、金銭の授受・貸借が挙げられています。同じページでは、「宿泊」「宿泊をともなう旅行」「婚前交渉」「同棲」などは「成婚」とみなすと定められ、お二人で外泊や旅行に行った場合は、成婚の意思の有無にかかわらず成婚とみなして、成婚退会の手続きを行うとされています。お見合い後の交際期間は、お見合い日から3ヵ月がルールで、その期間内に成婚退会の意思表示をします。

交際の段階決まり(IBJ)同棲との関係
仮交際旅行・婚前交渉・金銭の授受や貸借は禁止できない
真剣交際上記の禁止は変わらない(公式コラム「真剣交際」でも、宿泊を伴う旅行や外泊などは禁止と説明)できない
成婚退会の後相談所の交際のルールの外お二人で決める

表のとおり、同棲を考えられるのは、相談所での活動を終えた後です。交際の段階が進んでも、この点は変わりません。

真剣交際に進んでも、変わらない

真剣交際は、一人のお相手との交際に集中する段階です。IBJの公式コラム「真剣交際」でも、宿泊を伴う旅行や外泊などは禁止されていると説明されています。一人に絞ったからといって、決まりがゆるくなるわけではありません。

交際期間のルール全体や、3ヶ月の使い方は、結婚相談所の交際期間はなぜ3ヶ月?で詳しく解説しています。

ルールを破ると、どうなる?

IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」では、お二人で外泊や旅行に行った場合は、成婚の意思の有無にかかわらず成婚とみなし、成婚退会の手続きを行うと定められています。公式コラム「真剣交際」では、ルールを破ると強制退会になることもあると説明されています。詳しい扱いは、IBJ会員規約によります。規約はご入会時にお渡しし、無料カウンセリングでもご説明しています。気持ちが先に進みそうなときほど、決まりを確かめてから動くことが大切です。

なぜ交際中は、旅行や外泊が禁止されている?

結婚するかどうかの判断を、落ち着いて、対等な立場のまま行うためだと、私たちは受け止めています。仮交際は、複数の方と並行して交際できる「お友達の関係」の段階です。関係だけが先に深まると、言いたいことを言いにくくなったり、離れる決断がしにくくなったりしかねません。

仮交際は、まだ「お友達の関係」

IBJの公式コラム「仮交際(プレ交際)」では、仮交際は真剣交際に向けてデートを重ねる「お試し交際」の期間で、恋人同士ではなく「お友達の関係」だと説明されています。ほかの方とのお見合いや、複数の人と同時に交際することもできる段階です。この段階で生活を共にすることは、交際の前提そのものと合いません。

関係が先に深まると、判断がぶれやすくなる

一緒に過ごす時間が長くなるほど、相手に情が移りやすくなります。それ自体は自然なことですが、結婚の判断に必要な話し合いが済む前に関係だけが深まると、「ここまで来たのだから」という気持ちが判断に入り込みやすくなります。住まいやお金のように大事なテーマほど、対等に話せる距離を保っているうちに確かめておく方が、後悔の少ない決め方ができます。

交際期間はお見合い日から3ヵ月と区切られているので、その間にどれだけ落ち着いて話し合えるかが、判断の質を左右します。限られた時間を、一緒に過ごす時間の長さより、話し合う中身の深さに使う、と考えると、決まりの意味が見えやすくなります。

終わらせる判断も、しやすくしておく

交際は、続ける判断と同じくらい、終える判断も大切です。IBJのルールでは、お断りの返事は担当カウンセラーを通じて行います。公式コラム「真剣交際」でも、真剣交際を終えるときは結婚相談所を通すと説明されています。生活を共にしていると、終える判断は住まいや持ち物の問題とも絡み、気持ちだけでは決めにくくなります。決まりは、お二人が納得できる形で次に進めるようにするためのものでもあります。

Key Principle

交際中の決まりは、お二人を縛るためではなく、結婚の判断を落ち着いて、対等に行うためのものだと、私たちは考えています。一緒に暮らすかどうかは、判断を終えた後に決めることです。

同棲しないで、暮らしの相性はどう確かめる?

一緒に暮らしてみないと分からない、と感じることの多くは、話し合いで確かめられます。「お試し同棲」をしたい気持ちの中身を、家事・生活のリズム・お金・一人の時間などに分けてみると、何を確かめたいのかがはっきりします。確かめる場は、真剣交際の中での話し合いです。

「お試し同棲」をしたい気持ちの中身を分ける

同棲をしてみたいという気持ちの奥には、「結婚してから合わないと分かったらどうしよう」という不安があるのかもしれません。その不安を、「家事の分け方が合うか」「朝型か夜型か」「お金の使い方が近いか」「一人の時間がどれくらい要るか」のように、具体的な項目に分けてみてください。項目に分ければ、一緒に暮らさなくても、話し合いで確かめられることが見えてきます。

真剣交際の話し合いで、暮らしを言葉にする

IBJの公式コラム「真剣交際」では、真剣交際で確認・話し合う事項として、住まい、働き方、家事・育児の協力体制、理想の結婚生活、家族計画、親の意向、家計管理・金銭感覚などが挙げられています。これらは、同棲で確かめたいと考える内容とほとんど重なります。テーマごとの聞き方は、真剣交際で話し合うこと——お金・住まい・仕事・家族のチェックリストにまとめています。

日中のデートで見えること

暮らしの相性は、日中のデートの過ごし方にも表れます。例えば、休日の買い物で何を大事にして選ぶか、予定が変わったときにどう受け止めるか、疲れているときにどんな言葉を使うか、といった場面です。デートは近場で、その日のうちに解散する形のままで、見えることはたくさんあります。

私(岡本)はパーソナルトレーナーとして24年、多くの方の身体と向き合ってきましたが、疲れが溜まると人は言葉が短くなり、判断も雑になりやすいと感じています。暮らしの相性は、元気なときより、疲れたときの過ごし方に表れやすいものです。仕事帰りに会う日と、休日に会う日の両方で、お互いの様子を見ておくと参考になります。

もちろん、話し合いやデートで、暮らしのすべてが分かるわけではありません。それは同棲をしても同じで、一緒に暮らし始めてから分かることは、どうしても出てくるものです。大切なのは、違いが見つかったときに話し合える関係かどうかを、交際の中で確かめておくことです。

成婚退会したら、同棲してもいい?

成婚退会した後は、相談所の交際のルールの外になるので、同棲するかどうかはお二人で決めることです。同棲してから入籍する形も、同棲をせずに入籍する形も、どちらもお二人の選択です。大切なのは、どちらにするかを、お二人が納得して決めることです。

成婚退会は、相談所での活動の区切り

成婚退会は、相談所での活動を成婚という形で終える退会です。何をもって成婚とするかは相談所の規約で決まり、当社の場合はIBJ会員規約における成婚の定義によります。規約はご入会時にお渡しし、無料カウンセリングでもご説明しています。

同棲するかどうかは、二人の事情で決める

同棲を先にするか、入籍と同時に一緒に暮らし始めるかは、仕事の状況や住まいの契約の時期、ご家族の考えなど、お二人の事情によって決まります。どちらが正しいということはありません。周りの話に合わせるより、お二人の暮らしにとって無理のない順番を選ぶことが大切です。

同棲をしないで入籍を迎える選び方にも、それぞれの理由があります。入籍までは別々に暮らして準備を進めたい、ご家族の考えを大切にしたい、住まいの契約を一度で済ませたい、といった考え方です。お互いの理由を聞いたうえで決めれば、どちらを選んでも、納得して新しい暮らしを始められます。

ご家族への伝え方も、二人でそろえる

同棲を考えるときは、ご家族にどう伝えるかも話し合っておきたいところです。親の意向は、真剣交際で話し合う事項の一つとしても挙げられています。同棲についての受け止め方は、ご家族によってさまざまです。どちらかのご家族が心配しそうなときは、誰が、いつ、どのように伝えるかを先に決めておくと、お二人の足並みがそろいます。成婚退会の後に、両家へのあいさつや顔合わせ、入籍の準備をどの順番で進めるかは、プロポーズから入籍までの流れで整理しています。

交際の決まりも、先に知っておく。

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同棲を考える前に、二人で話し合っておきたいことは?

話し合っておきたいのは、住まい、お金、家事、そして入籍までの期限の4つです。同棲は、始めるのは簡単でも、途中で形を変えるのは簡単ではありません。始める前に、お二人の考えを言葉にしてそろえておくと、暮らし始めてからのすれ違いを減らせます。

話し合っておきたい4つのテーマ

テーマ話し合っておきたいこと切り出し方の例
住まい住む地域、通勤、部屋の広さ、契約の名義や初期費用の分け方「どのあたりなら、二人とも通いやすいかな」
お金家賃と生活費の分け方、共通で使うお金の管理のしかた「毎月の生活費は、どう分けるのがいいと思う?」
家事得意なこと・苦手なこと、忙しい時期の分け方「私はこれが得意で、これは苦手なんだけど」
期限いつごろ入籍するか、同棲をいつまで続けるか「入籍は、いつごろを考えている?」

お金と住まいは、数字で話す

お金と住まいの話は、気持ちだけで進めると、後から「そんなつもりではなかった」となりやすいテーマです。家賃はいくらまでなら無理がないか、生活費をどう分けるかは、金額を出して話すと、お互いの考えの違いがはっきりします。契約や名義のことで分からない点があれば、不動産会社など専門の窓口に確かめてから決めてください。

家事は、得意と苦手から話す

家事の分け方は、最初から細かい分担表を作ろうとすると、話し合いが窮屈になりがちです。まずは、それぞれが得意なこと、苦手なこと、どうしても譲れないことを出し合ってみてください。そのうえで、仕事が忙しい時期にどう補い合うかを話しておくと、暮らし始めてからの行き違いが減ります。

期限を決めることが、二人を守る

同棲を始めるときに、入籍までのおおよその時期を決めておくことも大切です。期限がないまま暮らしが続くと、どちらかが入籍の話を切り出しにくくなることがあります。「いつまでに、何を決めるか」を先に二人で確かめておけば、同棲は結婚に向けた準備の時間として位置づけられます。

Check

同棲を始める前に、住まい・お金・家事・入籍までの期限の4つを話し合っておきます。どれも、真剣交際の中で話し合ってきたことの延長として進めると、無理がありません。

交際中に同棲や外泊の話が出たら、どうすればいい?

その場で決めずに、まずは担当カウンセラーに相談してください。IBJのルールで禁止されていることを伝えたうえで、同棲や外泊をしたいという気持ちの奥にある思いを、お二人で話し合う機会にできます。断ることは、相手を拒むことではありません。

お相手から誘われたときの伝え方

お相手から外泊や同棲の話が出たときは、「相談所のルールで、交際中はできないことになっているんです」と、決まりとして落ち着いて伝えれば十分です。そのうえで、「一緒に暮らすことを考えてくれているなら、住まいやお金のことを先に話したい」と続けると、気持ちを受け止めながら、話し合いの方へ進められます。言い方の例は、あくまで一つの形として参考にしてください。

決まりを守ることは、お相手を大切に思っていないという意味ではありません。むしろ、お二人の結婚までの道のりを、途中で止めないための選択です。そう伝えれば、お相手も、話し合いを前向きに受け止めやすくなります。

自分から「お試し同棲」をしたくなったとき

自分の方から、一緒に暮らしてみたいと感じることもあると思います。そのときは、上の章で触れたように気持ちの中身を分けて、何を確かめたいのかを書き出してみてください。確かめたいことがはっきりすれば、真剣交際の話し合いで何から聞けばよいかが見えてきます。

書き出してみると、同棲をしたかったのではなく、「この人と暮らしていけるか」という安心が欲しかったのだと気づくこともあります。その安心は、話し合いを重ねることで少しずつ得られるものです。一人で抱えず、担当カウンセラーと一緒に整理してみてください。

迷ったら、担当カウンセラーに相談する

当社では、LINE・メールでのご相談をどちらのプランでもお受けしており、定期面談はライトプランが2ヶ月に1回、スタンダードプランが毎月1回です。交際の進め方に迷ったときは、面談を待たずにご相談いただけます。お二人の話し合いをどう進めるかは、仮交際から真剣交際への進め方もあわせて参考にしてください。

よくあるご質問

泊まることはできません。IBJの公式コラム「真剣交際」では、宿泊を伴う旅行や外泊などは禁止とされ、ルールを破ると強制退会になることもあると説明されています。泊まる場所がお相手の家であっても、外泊にあたると考えてください。なお、IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」では、お二人で外泊や旅行に行った場合は、成婚の意思の有無にかかわらず成婚とみなすと定められています。
IBJのルールでは、交際期間中の旅行が禁止されています。日帰りの遠出が旅行にあたるかどうかをお二人だけで判断せず、予定を立てる前に担当カウンセラーへ相談してください。判断に迷う予定は、はじめから立てないでおくと安心です。
相談所で活動している間は、同棲をしてから結婚を決めるという進め方はできません。暮らしの相性で確かめたいことは、真剣交際の中で、住まい・お金・家事などを話し合って確かめていきます。同棲するかどうかは、成婚退会した後にお二人で決めることです。
成婚退会の後は、相談所の交際のルールの外になるので、いつ一緒に暮らし始めるかはお二人で決めることです。ただ、住まいやお金、入籍までの期限を話し合わないまま始めると、後からすれ違いが起きやすくなります。ご家族への伝え方も含めて、先に二人の考えをそろえておくと安心です。
その場で約束をせず、交際中は相談所のルールで旅行ができないことを伝えてください。伝えにくいときは、担当カウンセラーに先に相談してください。伝え方を一緒に考えます。旅行の楽しみは、成婚退会の後に二人で計画する楽しみとしてとっておけます。
グレースマリアージュ東京 代表カウンセラー 岡本隼人
岡本 隼人
Grace Mariage Tokyo 代表カウンセラー
株式会社Disport 代表取締役|IBJ正規加盟店 No.45349

パーソナルトレーナー歴24年。六本木でジム&サロン&結婚相談所を運営。交際中のルールや話し合いの進め方を一緒に確かめ、お二人が納得して次の段階へ進めるよう伴走します。

プロフィール詳細 →

交際の迷いを、一緒に

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