
- 誰が払うかが「ルール」として示されているのは、お見合いのお茶代。IBJのルールでは、お見合いでのお相手女性のお茶代は男性が支払います。
- 交際中のデート費用は「おすすめ」の考え方。高額にならないようお互いに気をつけること、毎回男性がすべて負担するというルールはないこと、男性が多めに支払うのがおすすめであることが示されています。
- 交際期間中の金銭の授受・貸借は禁止。お会計はその場で済ませ、貸し借りを残さない形にしておくと迷いません。
- 分け方に正解はありません。支払う側はさりげなく、ごちそうになる側はお礼をはっきりと。負担が偏ってきたら、軽いうちに言葉にします。
- 金銭感覚の違いは、決めつける前に話してみる。結婚後のお金の話は、真剣交際で深めていきます。
婚活のデート代は、誰が払うと決まっている?
IBJのルール&マナーで、誰が払うかが「ルール」として示されているのは、お見合いのお茶代です。お相手女性のお茶代は男性が支払うのがルールで、交際に入ってからのデート費用には「毎回男性がすべて負担する」というルールはありません。そのうえでIBJは、男性が多めに支払うことをおすすめしています。
「ルール(決まり)」「おすすめ(目安)」「禁止」の3つを分けて押さえておくと、お会計の場面で迷うことが減ります。
ルールとして決まっているのは、お見合いのお茶代
IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」では、お見合いでのお相手女性のお茶代は、男性が支払うのがルールとされています。お見合いは、基本的にはシティホテルのラウンジで待ち合わせてお茶をする、1時間前後の場です。
決まっていることの良さは、初対面の二人が、お会計の場面で迷わずに済むことです。どちらが払うかを探り合う時間がない分、最後の数分まで会話に集中できます。
交際中のデート費用は「決まり」ではなく「おすすめ」
交際に入ってからのデート費用について、IBJのルール&マナーが示しているのは、次の3つです。
- 高額にならないよう、お互いに気をつける
- 毎回男性がすべて負担するというルールはない
- 男性が多めに支払うことをおすすめしている
大切なのは、3つ目が「おすすめ」であって「決まり」ではないことです。IBJのおすすめを目安にしながら、どう分けるかはお二人で決めていける。デート代について示されているのは、そうした幅のある考え方です。
交際期間中の「お金の貸し借り」は禁止
一方で、はっきり禁止されていることもあります。IBJのルール&マナーでは、交際期間中の禁止事項の一つとして、金銭の授受・貸借が挙げられています。デート代の分け方には幅がありますが、お金を渡す・借りるといったやり取りは、交際中はしないのが決まりです。
「今日は手持ちが足りないので、次にお返しします」という小さな貸し借りも、この決まりに触れかねません。お会計はその場で済ませる、を基本にしておくと、判断に迷う場面そのものが減ります。
デート代は、ルール=お見合いのお茶代(男性が支払う)、おすすめ=交際中のデート費用(高額にならないように・男性が多めに)、禁止=交際期間中の金銭の授受・貸借の3つに分けて覚えておくと、整理しやすくなります。
お見合いから真剣交際まで、お会計の考え方はどう変わる?
お会計の考え方は、段階が進むほど「どちらが払うか」から「二人でどう分けるか」へ移っていきます。お見合いはルールどおりに、初デートは男性が多めに、仮交際は話し合いながら、真剣交際は結婚後のお金の話につなげる、という流れで考えると整理しやすくなります。
| 段階 | IBJが示していること | お会計の考え方の一例 |
|---|---|---|
| お見合い | お相手女性のお茶代は、男性が支払うのがルール | 男性がまとめて支払い、女性はお礼を言葉で伝える |
| 初デート | デート費用の3点(高額にならないようお互いに気をつける/毎回男性がすべて負担するというルールはない/男性が多めに支払うのがおすすめ) | 男性が多めに。店は無理のない価格帯で選ぶ |
| 仮交際 | 初デートと同じ3点(交際中のデート全般に向けた考え方) | 交互に出す、食事とお茶で分けるなど、二人で話して決める |
| 真剣交際 | 同じ3点に加えて、家計管理・金銭感覚は話し合う事項の一つ(IBJ公式コラム) | デート代の分け方から、結婚後のお金の分け方へ話を広げる |
| 交際期間中(共通) | 金銭の授受・貸借は禁止 | お会計はその場で済ませ、貸し借りを残さない |
「IBJが示していること」の欄は、IBJのルール&マナーと公式コラムの内容です。デート費用についての3点は、交際中のデート全般に向けた考え方で、段階ごとに分けて書かれているものではありません。「お会計の考え方の一例」の欄は、私(岡本)からの提案です。
お見合い:お茶代はルールどおりに
お見合いのお茶代は、男性が支払います。女性の側は、お財布を出して押し問答になるより、「ごちそうさまでした」とお礼をはっきり言葉にするほうが、場が気持ちよく締まります。当日の流れ全体は、お見合い当日の流れとマナーで詳しく書いています。
なお、「お見合い料」と「お茶代」は別のものです。お見合い料は相談所の料金の一つで、お茶代は当日のラウンジでの飲食代です。お見合い料の考え方は、お見合い料の記事にまとめました。
初デート:男性が多めに、無理のない店で
初デートは、IBJのルール&マナーで、仕事後や休日に少しオシャレなレストランで食事をするのがおすすめとされている場面です。お茶だけのお見合いに比べて、お会計の額も上がります。
「高額にならないように」「男性が多めに」という二つのおすすめを合わせると、男性が多めに負担し、店は背伸びしすぎない価格帯で選ぶ、というのが一つの落ち着きどころです。女性の側から一部を出すと申し出ることも、失礼にはあたりません。時間や店、会話の組み立ては、仮交際の初デートの組み立て方にまとめています。
仮交際:回数を重ねながら、分け方を話してよい
仮交際に入って会う回数が増えてくると、お会計の分け方を二人で決めていく段階になります。毎回男性がすべて負担するというルールはないので、交互に出す、食事は一方が出してお茶はもう一方が出す、基本は男性が多めにしつつ時々もう一方がごちそうする、など、形はいろいろあって構いません。
IBJの公式コラムでは、仮交際は週に1回会うことが推奨され、複数の人と同時に交際することもできます。会う回数が重なる時期だからこそ、どちらかに負担が偏り続けない形を考えておきたいところです。
真剣交際:デート代から、結婚後のお金の話へ
真剣交際は、一人のお相手との交際に集中する段階です。デート代を「どちらが払うか」ではなく「二人の時間にどう使うか」として話せるようになると、結婚後のお金の話にも入りやすくなります。
IBJの公式コラムでは、真剣交際で確認・話し合う事項の一つに「家計管理・金銭感覚」が挙げられています。住まいや働き方などとあわせて話しておきたいテーマは、真剣交際で話し合っておきたいことにまとめました。
お会計の場面では、どう振る舞えばいい?
お会計の場面で大切なのは、支払う側も、ごちそうになる側も、相手に気をつかわせないことです。支払う側はさりげなく、ごちそうになる側はお礼をはっきりと。金額の多い少ないより、このやり取りの心地よさのほうが、その日の印象として残ります。
支払う側が気をつけたいこと
IBJのおすすめに沿うと、多めに払うのは男性ということになりますが、ここに書く心がけは、どちらが払う場合でも同じです。
- お会計は、席を立つ前か、相手が席を外しているうちに済ませておくと、店の出口でのやり取りが短くなります。
- 金額や「高かった」「安かった」は口にしない。相手が負担を意識してしまいます。
- 相手が「払います」と申し出たら、否定せずに受け止める。「ありがとうございます。では、次のお茶をお願いしてもいいですか」と返せば、相手の気持ちを立てながら、次の約束にもつながります。
ごちそうになる側が気をつけたいこと
- 「ごちそうさまでした」は、その場と、帰宅後のお礼の連絡の2回伝える。
- 支払いの申し出は一度だけ。断られたら、それ以上は押し問答にせず、お礼に切り替える。
- 「次は私に出させてください」と、次の機会の提案で気持ちを返す。
どれも当たり前のことですが、ごちそうになることが続くと、お礼の言葉がつい短くなっていきます。回数を重ねても、お礼をはっきり伝え続けることが、関係を気持ちよく保ちます。
分け方を切り出すときの言い方
仮交際で回数を重ねると、「毎回出してもらって申し訳ない」「毎回全額は正直負担だ」と感じる場面が出てきます。どちらの気持ちも自然なもので、我慢し続けるより、軽いうちに言葉にしたほうが関係は長続きします。
- ごちそうになることが続いている側から:「いつもありがとうございます。今日は私に出させてください」
- 負担を分けたい側から:「これからも気軽に会いたいので、次からは交互にしませんか」
切り出すときは、「これからも気軽に会いたいから」という前向きな理由を添えるのがコツです。お金の話は、理由がないと、不満や値踏みのように聞こえやすいからです。
お会計で避けたい3つのこと
NGレジの前での押し問答
「払います」「いえいえ」を何度も繰り返すと、後ろに人が並び、せっかくの時間の締めくくりが慌ただしくなります。申し出るのも一度、受けるか断るかも一度で足ります。
NG金額や店の評価を口にする
「思ったより高かったですね」「ここは安くていいですね」といった言葉は、相手に金額を意識させます。感想は、料理や雰囲気について話すほうが場がなごみます。
NG分け方を黙って決めつける
何も言わずに毎回きっちり半分ずつにする、あるいは毎回当然のように出してもらう。どちらも、相手がどう感じているかを確かめないまま続けると、小さな違和感が積み重なります。
デート代で無理をしないために、何を決めておく?
無理をしないためのコツは、「一回のデート」ではなく「交際期間全体」で考えることです。IBJのルールでは交際期間はお見合い日から3ヵ月とされ、公式コラムでは仮交際中は週に1回会うことが推奨されています。回数を重ねる前提で、続けられる価格帯を先に決めておきます。
「高い店=誠意」ではない
初デートで、普段は行かない高い店を選びたくなる気持ちはわかります。けれど、IBJのルール&マナーでも、デート費用は高額にならないようお互いに気をつけることとされています。ごちそうになる側にとっても、高すぎる店は「次は自分も同じくらいお返ししなければ」という負担のきっかけになります。
誠意は、店の価格ではなく準備に表れます。予約をしておく、話しやすい席を選ぶ、相手の帰り道を考えて場所を決める。こうした心配りのほうが、金額よりもずっと相手に届きます。
回数を重ねる前提で、価格帯を決める
仮交際の期間は1ヶ月〜1ヶ月半が目安とされていて、週に1回会えば、その間に何度もお会計の場面が訪れます。さらに仮交際は複数の人と同時に進めることもできるので、時期によっては会う回数が重なります。
トレーナーとして24年、多くの方のトレーニングに向き合ってきましたが、最初に張り切りすぎた計画ほど続かない傾向があります。デート代も同じで、一回ごとに頑張りすぎると、回数を重ねるうちに負担が気持ちに影を落とします。「毎週会っても続けられる価格帯」を先に決めておくと、会うかどうかを費用ではなく気持ちで決められます。
店を決める段階で、価格帯をさりげなく共有する
店の候補を出すときに、「気軽なイタリアンと、落ち着いた和食なら、どちらがいいですか」のように、雰囲気と一緒に価格帯が伝わる聞き方をすると、相手も希望を言いやすくなります。
六本木のように店の選択肢が多い街では、同じ食事でも選び方の幅が広がります。毎回食事にこだわらず、カフェでお茶をしてから少し散歩する日があってもいいでしょう。デートの中身を変えることは、会う回数を減らさずに負担を調整する方法の一つです。
お金の話こそ、一人で抱えずに。
デート代の分け方や、言い出しにくいお金の話に迷ったら。
30分の無料カウンセリングで、交際の進め方を一緒に整理します。
対面(六本木)またはZoom対応・無理な勧誘は一切ありません
金銭感覚の違いが見えたら、どう考える?
金銭感覚の違いは、どちらが正しいかではなく、何にお金を使いたいかという「大切にしているもの」の違いです。気になったら、決めつける前に、事実と自分の気持ちを分けて、軽いうちに話してみてください。
違いが見えやすいのは、どんな場面か
デートを重ねると、お金の使い方の違いが少しずつ見えてきます。例えば、食事にはお金をかけたい人と、食事は手軽に済ませて出かける先にお金を使いたい人。前もって予約して動きたい人と、その日の気分で決めたい人。どちらにも理由があり、どちらが上ということはありません。
気をつけたいのは、違いをすぐに相手の人柄の評価に結びつけないことです。一度のお会計の場面だけで「細かい人」「お金に無頓着な人」と決めつけると、相手を知る前に扉を閉じてしまいます。
決めつける前に、事実と気持ちを分けて話す
例えば、「毎回自分ばかりが出している気がする」、あるいは「毎回ごちそうになっていて、対等でない気がする」と感じたとします。まず、事実(ここ数回のお会計がどうだったか)と、自分の気持ち(負担に感じた、心苦しかった)を分けて整理します。
そのうえで、「私はこう感じていたのですが、◯◯さんはどう考えていますか」と、相手の考えを聞く形で切り出すと、責める話になりません。交際中に価値観のズレが出たときの話し合いの手順は、価値観のズレとの向き合い方で詳しく書いています。
仮交際では「知ること」を優先する
デート代の違いは、結婚後の家計の考え方につながっていることがあります。とはいえ、仮交際の段階で、家計管理の方法まで話し合う必要はありません。仮交際は、「お友達の関係」から相手を知っていく段階です。
今の段階で大切なのは、お金の使い方の違いを「合う・合わない」で裁くことより、「この人は何を大切にしてお金を使っているのか」を知ることです。その理解が、真剣交際で家計の話をするときの土台になります。
お金のことで迷ったら、誰に相談すればいい?
お金の話は、お相手に直接は言い出しにくいものです。迷ったら、まず担当カウンセラーに相談し、伝え方や順番を整理してから話すのがおすすめです。ルールに関わる迷いは、自分で判断せずに確認してください。
言い出しにくい気持ちは、先にカウンセラーと整理する
「毎回ごちそうになっていて心苦しい」「負担が大きくなってきたけれど、細かい人だと思われたくない」。どちらも、お相手に直接は言いにくい気持ちです。先にカウンセラーに話して、何が気になっているのかを言葉にしておくと、お相手に伝えるときも落ち着いて話せます。
定期面談(スタンダードプランは毎月1回、ライトプランは2ヶ月に1回)とは別に、LINE・メールでのご相談を両プランでお受けしています。デート代のように、面談を待つほどではないけれど気になっていることは、LINEで気軽に送っていただけます。
ルールに関わることは、自己判断しない
交際期間中の金銭の授受・貸借は、IBJのルールで禁止されています。例えば、展覧会のチケットを片方がまとめて買っておいた場合の代金をどうするかなど、「これはお金のやり取りにあたるのだろうか」と迷う場面があれば、自分で判断する前に担当カウンセラーに確認してください。
迷ったら確認する。この習慣が、お二人の関係と、お互いの活動を守ります。
お金の話ができるかどうかも、大切な手がかり
デート代の話は、小さなことのようでいて、相手と話し合えるかどうかを確かめる最初の機会でもあります。言いにくいことを言葉にしたとき、相手がどう受け止めてくれたか。その反応は、結婚後にお金の話をするときの姿を想像する手がかりになります。
分け方に正解はありません。IBJのルールとおすすめを土台にしながら、「この形なら二人とも気持ちよく続けられる」というところを、会う回数を重ねる中で見つけていってください。
デート代で見ておきたいのは、金額の大小より、違いが見えたときに話し合えるかどうかです。言い出しにくいときは、先にカウンセラーと言葉を整えてから伝えてください。
よくあるご質問
交際の迷いを、言葉にする場所。
デート代の分け方も、金銭感覚の違いも、話しながら整理できます。
まずは30分の無料カウンセリングで、今の状況をお聞かせください。
対面(六本木)またはZoom対応・無理な勧誘は一切ありません
